紫外線を浴びたら保湿が重要って知っていますか?①

紫外線を浴びたら保湿が重要って知っていますか?①

2022.09.12

うっかり紫外線を浴びてしまった!
そんな時、皆さんはどんなケアをしていますか?

「日焼け止めをしっかり塗っているからいつも通りのケアで大丈夫!」
そんなふうに考える方もいらっしゃるかもしれませんが、これは間違いです。

紫外線には3種類があり、それぞれ下記のような特徴やお肌への影響が懸念されるからです。

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UV-AとUV-Bは種類は違えど、どちらもシワやたるみを招く恐れがあります。
そうならないよう、しっかりとケアすることが大切です。


<紫外線を浴びてしまった場合は>

紫外線を浴びると肌は水分保持力が低下していきます。
たとえしっかり日焼け止めを塗っていても、紫外線を浴びてしまった日は、お肌をしっかりと保湿してあげる必要があります。

水分保持力が低下している状態で、保水や保湿をせずに放置していると、肌を保護しているバリア機能が失われていくことが分かっているからです。
バリア機能を守るためにも、紫外線を浴びた日はいつも以上にたっぷりと保湿を行いましょう。

特に肌がピリピリしている部分に優しくケアしてあげることもおすすめです。

◇紫外線による影響

では、紫外線を浴びても保湿せずにいると、お肌にどのような影響が出てきてしまうのでしょうか。
保湿しないと起こりうるお肌への影響を見ていきましょう。

▼乾燥によりターンオーバーが遅くなる

肌が一定のサイクルで生まれ変わていることはよく知られていますよね。
一定のサイクルで肌の細胞が生まれ変わることをターンオーバーといいます。

ターンオーバーは、
①表皮の一番内側にある基底層で作られた細胞が分裂し、新しい細胞を作る
②少しずつ新しい細胞が、肌の外側の層へと向かって押し上げられる
③角層まで到達した細胞が垢となり、剥がれ落ちる
この3ステップで行われ、健康な肌の場合、約4週間で新しい肌へと生まれ変わるといわれています。

ターンオーバー

乾燥による肌への刺激では、水分不足により、ターンオーバーが遅れることとなります。
本来ターンオーバーによってはがれ落ちるべき皮膚が角質層に蓄積することで、くすみの原因となり、肌の透明感も失われます。
その結果、角質層の厚い肌は光を反射しづらく、老けた印象に繋がっていきます。

また剥がれ落ちるはずの皮膚が角質層に蓄積すると、角質層が厚くなりくすみの原因にもなるので、乾燥には気を付けたいところです。

▼コラーゲン不足がシワやたるみにつながる

紫外線の中でも、特にUV-Aはシワやたるみに影響を及ぼします。

UV-A
UV-Aは波長が長いので、肌の奥にある真皮層まで届いてしまいます。
そして、真皮層にある肌のハリ・弾力を担うコラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンを破壊したり変性させてしまうのです。
これらのダメージは、紫外線を浴びた直後に起きるわけではありません。
UV-Aは肌にダメージを蓄積していき、徐々に肌の弾力を衰えさせていってしまいます。
UV-Aは、地表に届く紫外線の90%を占め、冬場などでもその量は変わりません。
春夏の日差しの強い時期だけ頑張りがちな日焼け対策ですが、肌を守るためには1年中ケアをしていく必要があることが分かります。